2017年11月25日
タナカSIG P228の新旧マガジン比較

今回も研究中につき、はっきりとしたことが分かりませんが書きたいと思います。
タナカのSIG P228には新旧二種類のマガジンがあり、WAの遍歴と同じく初期型はマグナタイプ、後期型はRマガジンと同じ機構です。
この二種は根本的にガス圧がバルブを開く方にかかるのか、閉じる方にかかるのかという大きな違いがあります。
下の図 (かなりデフォルメされています) は左側が初期タイプで右側が後期タイプです。
水色が気化ガスで、青色はバルブが開かれた時の気化ガスです。
先ずは左側の初期型ですが、バルブはスプリング (画像では省略) の力で閉じる方向 (右方向) に力がかかっています。しかしガス圧は開く方向にかかっており、高くなるほどバルブを開けようとする力が強くなります。これが原因でガスルートパッキンから小さな音で 「シュゥゥゥゥゥ〜」 と漏れるのかと思われますが、バルブユニット (赤色部分 / タナカ部品名称:マガジン・バルブ・ガイド) とマガジン本体の隙間を埋めるパッキン (画像では省略 / 赤色部分の左端に位置する) の隙間から漏れるようで、以前行ったシール方法を行った後は漏れずに済んでいます。
右側の後期型はマルイなど多くのメーカーと同じくガス圧がバルブを閉じる方向にかかる方式です。確かに今のところ漏れてはおりません。

極端な例え話をすると下のお風呂のような感じ。上の画像の後期型はお湯の量 (ガス圧) がかかるほど栓は固く締まります。
しかし下の画像の初期型は栓が穴の下側からスプリングで閉じるような方法で、お湯の量が増すほど漏れやすくなります。

ではこの二種の初速をなるべく同じ条件で測ってみましたが、結果は後期型に比べて初期型はなんと約23%も速い!!
