2017年11月12日
タナカ 380オート作動・命中精度UP!

前回書きましたように今回は作動関係と命中精度関係を触りました。
先ずはバレル周りを完全分解してビックリ! マルイのガンなどはインナーバレルに溝が掘ってあり、ラバーチャンバーには 「返し」 の様な段があり嵌まり込むようになっていますが、このタナカの380オートはただ差し込んであるだけで、その上にホップの段のある辺り(全体の1/3ほど)はただ面と面が触れているだけというもの……。
これでは気密性が保たれ無いのでシールテープを巻きました。


また、インナーバレルには溝があり、そこにCリング(画像黄緑色パーツ)が入れてあります。ラバーチャンバーを組み込んだインナーバレルをバレルハウジングに差し込み、その後にバレルストップリング(画像青色パーツ)でCリングを後ろに押さえつけて固定するようになっているのですが、隙間があってグラグラだったのでシールテープをCリングにまで巻いて組み込んだところグラつかなくなりました。
また前回試射した時ですが、ホップ最弱にしたのにも関わらず数発に一発フライヤーが出たのでホップアップアジャスター(画像赤色パーツ)を取り去って組み込みこんでみました。

お次は作動面なのですが、撃っていて気が付いたのはマガジンを装填し、マガジンベースを指で抑えて前後させると少しガタツキがあり、上向き(スライド側)に押し込むと更に大きなガタツキがあります。いっぱいに上へ押し込んで撃つとブローバックはしますが途中でスライドが止まってしまいます。
握った時に小指がフレームから飛び出たマガジンベースを押さえるかたちになるので、それがブローバックしているのにBB弾が送り込まれなかったり、送られても発射されなかったり、ハンマーが起きなかったりするのかも?と思い、フレームとマガジンの間に紙を折って挟み込み、ガタつかないようにして撃ってみると上記のトラブルが起こらなくなりました。

そこでマガジンキャッチがギリギリで掛かった位置に固定すれば良いということで、フレーム底部前面のマガジンベースが収まる凹部を1mm弱嵩上げしたところ、ゆっくりマガジンを差し込んでいき「パチッ!」っとマガジンキャッチがかかった後びくともしなくなり、紙を挟み込んだ時のようにトラブルもなく撃ち続けることが出来るようになりました。
しかし季節柄かフルロードしたマガジンを撃ち終えた後にスライドストップが掛かったり掛からなかったりします……。


さてさて、その後に初速を測ったところこれまたビックリ!!ラバーチャンバーをシールしたお陰で初速が平均で約6%アップし、シール前はバラツキが11.6%あったものがシール後は3.8%まで縮まりました。
シール&マグ位置調整前

シール&マグ位置調整後

そして集弾性をみようと撃ったところ再度ビックリ!!!0.2gBB弾で試した時はやはり散り気味で、その上に加工前は狙った所に当たったのですが、今回は4cmほど上に集まりました。初速が遅かったので試すつもりはなかったのですが、0.25gBB弾で撃ったところバッチリ狙い通りの所に集弾し、それもかなりまとまりました。
シール&マグ位置調整前
左側は5.5mから、右側は4mmから
左側は5.5mから、右側は4mmから

シール&マグ位置調整前
0.2g、0.25gとも5.5mから
0.2g、0.25gとも5.5mから

今回のタナカ 380オートは一旦ここで終わります。
さてさて次回は何になるでしょうか……。