2013年11月21日
マッチで使っているP226E2 その3

さてP226E2の三回目です。今回書くことは直接精度面や作動面で目に見えて変化があるわけではありませんが、触った部分を書きます。
● 各部研磨
部品が擦れ合う部分は基本的にスムーズに動くように磨いているのですが、平面部分はガラスに1000番の耐水ペーパーを貼り付けて数回前後させる程度で、表面のガンブルーが少し剥げる程度まで。なるべくクリアランスが大きくならないようにしています。角が出来る場合はほんの少し角を取ってます。
● ガタ取り
フレーム一式にインナーバレル一式を付けてみたのですが、ガタがあったので布テープを貼って様子を見てみました。ステンレステープに張り替えたいのですが、数センチ必要なだけに三千円弱を払うのが馬鹿らしくてホームセンター店頭でいつも躊躇してしまいます。
さて、布テープをはったところ効果は十分で、ガタはほとんど無くなりました。


● リコイルスプリングの交換
以前、ATPF/KS1の熱血スタッフの一人と「ブローバックのシャッキリ度を増すにはどうすれば良いのか?」という話題で盛り上がったことがありました。その時に「問題ない程度に強めのリコイルスプリングを入れる」という話があったのですが、確かにスライドが前進するスピードが増すと思うのですが、後退する時に抵抗が増すので「差し引きゼロどころか後退するときのパワーが減ってシャッキリしないのでは?」と思いつつ、R.C.C.の70% & 130%リコイルスプリングを購入し、130%の方を入れてみたところ、確かにパキンッ!パキンッ!と良い感じで動いてくれるようになりました。
● ファイアフライ・ベアリング付リコイルSPガイド
このパーツを付けたからといって、いきなりブローバックのスピードが増すわけではありません。ただ以前にKSC・MP9のボルトスプリング・ガイドでベアリング付きの物を購入し、実際にスプリングが捻れているのを確認してから少しでも抵抗を減らしたいと思い、今回は強めのスプリングに入れ替えたこともあり交換してみました。
下の画像ですが、ベアリングの付いた◎のパーツ(真鍮製)の両側には銀色のワッシャーがあります。目印のためにこの3枚に一直線にマジックで線を引いた後、スプリングを圧縮すると線が斜めにずれていくのが分かります。ハンドガンの短いスプリングではこの程度ですが、スプリングの長いMP9のボルトスプリングでは1/4回転程していました。

● 亜鉛部品をスチールパーツに交換
これは全く性能アップにつながらない部分です。しかし使っているとトリガーとマグキャッチのガンブルーが剥げ、何度染め直しても直ぐに亜鉛の地が出てきます。そこで両パーツをガーダー製の物に交換したところ、全くといって良いほど剥げなくなりました。
この二点のパーツと同時に「スライドストップ」「ディスアッセンブリーレバー」「デコッキングレバー」も購入して組み込んでみたのですが、スライドストップは定位置まで上がらず、ディスアッセンブリレバーは少し触れただけで回ってしまうので取り外してしまいました。
デコッキングレバーは機能に問題はないのですが、実銃の形状には二種類あり、最近のモデルにはマルイ純正のとは少し違った形のものが装着されているので同じ形に削ってみました。
↓こちらの動画で形状が確認できます。(再生30秒後から)

後は、グリップが思いの外滑りやすいので滑り止めを貼っています。

尚、私は基本的にマガジンの放出バルブやピストンヘッドを交換することはしません。放出バルブを交換してガス排出量を増やすということはマガジンの冷えが早くなり気化が追いつかず、悪循環になると思うからです。
またピストンヘッドも交換して性能が上がったという話しはあまり聞いたことがなく、逆にトラブルを耳にするからです。
この辺りは基本設計を信じてその他の部分で調整するようにしています。