2017年07月14日
タナカ M442の触る前と触った後の初速の違い
前回からの続きです。
あちこちを研磨した後に例の粗目のスポンジを組み込み、初速を測りました。

先ずは最初に全く触っていない状態で (何故か13発と中途半端ですが) 撃った時の数値です。
43.50m/s 〜 62.05m/s とその上下差18.55m/s……。取り敢えず平均では54.81m/sです。

で、触った後に測ったのがこちら。(こちらは12発と1発少ない……。)
気温が1.4度高いのですが、66.94m/s 〜 68.55m/s と大幅に初速がアップした上に、その上下差たった1.61m/s 。触る前の18.55m/sとは大違い!!
因みに平均は67.51m/s。
触った結果、安定している上に初速が向上しました!!!

2017年07月13日
タナカ M442をチューン?

さてさて購入したM442ですが、トリガー関連とシリンダー内のチューンナップをしました。
……と偉そうなことを書きましたが、基本的には各部の研磨でよりスムーズに動かそうというもの。
今から30年近く前の話ですが、サンフランシスコに行った時にガンスミスをしながらマッチに参戦している日本人と出会い、その時にS&Wのトリガーチューンの方法を教えてもらって、帰ってからモデルガンを何丁か弄ったのを思い出しました……。


タナカのリボルバーは実銃メカの再現度が高く、S&Wの「二段階ダブルアクション?」も完璧で、殆ど手を付ける所なんて無いのですが一応触りました。
ガンブルーが剥げて地の亜鉛が出てくるほど磨くのではなく、擦れる部分同士の摩擦を減らすのが目的で、リバウンド・スライドの様な平面のものは机の上に紙を置き、コンパウンドを塗って、その上を何度かスライドさせる程度。その他の部分は綿棒を半分に切ってドレメルに取り付け、コンパウンドを付けて磨く程度です。
結果、実銃のような強めのスプリングが入っているわけでもなく、亜鉛同士の擦れでは (ツールマークのある固いパーツならまだしも) 効果はそれ程感じられないのが正直なところです。
(というか元々タナカの設計、製作が良いってことです)
シリンダー内も、バルブなどの可動パーツの接触する部分を研磨した後、イマイチ何故だか理解できていないマガジン内に入れる粗目のスポンジを組み込んでおきました。
ここまでやって初速を測ったところ、全く触っていない時の値と比べてビックリ!!
という事で次回に続きます。
2017年07月09日
P226ビーバーテイル・フレームをまた作りました。
マルイP226のビーバーテイル・フレームを再度作りました。
イサムラッカースプレーがギリギリで足りなかったので発注し、最後のひと塗りをしなければ……。











2017年07月08日
マルイP226/レイル無しフレーム製作

前回書きました様に東京マルイP226のレイル無しフレームを製作致しました。
手元に他メーカーでも良いのでレイル無しフレームのガンがあれば見本になるのですが、持っていないので資料を集め、広角域で撮っていない真横の画像を選んで実寸大にプリントしました。

下の画像はプリントアウトした紙にマルイのフレームを重ねたものです。
レイル無しフレームはただ単にレイルが無いだけではなく、トリガーガードの付け根が5mmほど前方にあり、角度も少し違います。

トリガーガードを切り離して前方に持っていけば良いのですが、その分の空間ができるので何かで埋めなければならず、そうすると強度的に不安だったので、LDCを作る際に犠牲となったフレームから長めに切り取って利用しました。

接着面の面積を少しでも多くするために切断面を斜めにし、芯のために2mmのネジを入れました。またフレームと付く部分もネジをねじ込んで強度アップをしました。

レイル部分はプラリペアで埋め、実寸大にプリントした紙を切り取って貼り付けてガイドとして削っていきました。

文章では簡単そうに見えますがなかなか面倒な作業でした。
もう作りたくない……。









2017年06月17日
P226レイル/ビーバーテイル加工済フレーム出品
東京マルイ P226レイルのフレームにビーバーテイル加工を施し、出品致しました。
加工後、レール部分やトリガーガード部のパーティングライン(トリガーガード内側は目立たなかったのですのまま)を軽く取り、イサムカラーのつや消しブラックを塗装してあります。
レストポジション時のトリガーの前の部分の遊びを取る加工もしてあります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
P226のトリガー前部の遊び取り
http://bodie.militaryblog.jp/e829568.html
尚、ハンマーやグリップなどのパーツはイメージ用に組み込んだものです。
出品物には含まれません。フレームのみの出品です。
東京マルイ シグ ザウエル SIG SAUER P226 RAIL ビーバーテイル加工済み フレーム
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r195812118










「MAED」の「E」の部分に
2017年03月26日
「P226 LDC」に取り掛かる その15(ダットサイト版完成画像)
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2017年03月25日
「P226 LDC」に取り掛かる その14(オープンサイト版完成画像)
オープンサイト付きP226 LDCの画像です。





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2017年03月22日
「P226 LDC」に取り掛かる その13(2mmネジ用インサートナット)
前々回書きましたアマゾンに発注していた2mm用のインサートナットですが、香港からの発送とのことで 「4日〜18日後お届予定」 となっておりましたが9日後に到着致しました。

早速、リアサイトとマウントベースに装着するために加工しました。少しピンボケになりましたが左側が加工前のもので全高6mm、ギザギザの部分の外径が約3.4mm、真ん中のギザギザのない部分が約2.8mmです。左側は必要な高さに削ったものです。

先ずリアサイトの方ですが、最初は実物サイトの固定用イモネジの再現が固定用ネジのために難しく諦めていましたが、今回のインサートナットが見えることによってそれらしく見えると思うので穴を貫通させました。
インサートナットをアルミニュウムブラックで黒染めして、圧入させたところまずまずの感じとなりました。


マウントベースの方も無事圧入完了。
これですべての作業が終わりました。
次回は装着後の画像を載せたいと思います。

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2017年03月20日
「P226 LDC」に取り掛かる その12(アルミピストン)
Trijicon RMRタイプダットサイトですが、本体や電池、ネジを含めて重さが33gあります。
マルイ純正オープンサイトを付けたスライド一式の重さは100gなので、ダットを乗せると約130gになります。
ブローバック・スピードを遅くはしたくないので、ハウジング(マルイ表記:ピストン)をアルミ製の 「GUARDER ライトウェイト アルミハウジング」 に交換しました。

Light Weight Nozzle Housing For MARUI P226


純正のハウジングが52gで、アルミの方が20g、その差32gということは、ほぼダットサイト分です。
実際にダットを装着して測ったところ、98gで、純正オープンサイト時の100gと同じぐらいになりました。
因みにこのアルミハウジングを組み込んでオープンサイトで試射したのですが、予想通りリコイルは半減し、ブローバックスピードは早くなりました。
P226にてマッチで好成績を出したい場合は有効だと思います。

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2017年03月18日
「P226 LDC」に取り掛かる その11(ダット用マウントベース)
やっとこさ最初の目的だったダットサイトです。デザイン的にはおとなしい「Doctor Sight」みたいなのが似合うかと思ったのですが、自動調光機能ではなく光量を調整できるタイプが欲しかったので「Trijicon RMRダットサイト」を選びました。
先ずはスライドとの接地面を増やすためにスライド上部のアールと合った形に削ります。3mm厚のABS版に1mm厚のABS板を二段に貼って谷にして、ヤスリで大まかに削ります。

ある程度削れたらスライド上部に耐水ペーパーを貼り、万力で固定して、先程削ったベースを前後させてアールを合わせます。

ベース部が出来たら固定のために、元々サイトの付いているアリ溝部分を作って接着します。

しかし、ほんの少しガタツキが出たので、確実に固定するために型抜きのような事をしました。
スライド上部にサランラップを当て、アリ溝部分にプラリペアを適量盛って、すぐに作ったベースを乗せて固定し、固着したら出来上がりです。



上の画像ではスライドとの固定のためのネジ穴をABS板に直接切っているのですが、これでは弱いのでインサートナットを埋め込みます。
2mmネジ用などという小さなインサートナットなんてなかなか見つからなかったのですがamazonにあったので発注しました。
尚、既に作ってあるリアサイトにも埋め込みます。

ダットサイトを固定するネジを受ける部分にもインサートナットを埋め込みます。ベースから飛び出させ、ダットサイトのネジ穴部分に差し込む様にするのでキッチリと固定されます。
このインサートナットはMGC GM-5のグリップスクリューを固定するためにフレームに打ち込まれていたもので、大昔にパーツとして数十個買っていたのですが手持ちが一個だけとなってしまったので、友人に二個分けてもらいました。
どなたか余分に持っておられましたらご連絡下さい!!

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2017年03月15日
「P226 LDC」に取り掛かる その10(フロントサイト)
撃てる状態になったのでフロントサイト製作です。
作ったリアサイトを組み込み、フロントサイトは純正を付けます。リアサイトが純正よりも高くなったのでフロントサイトも高くしなければならないはずなので、1mmぐらいの厚紙をフロントサイトの幅に切り、一枚ずつ貼り付けて試射して適正な高さを実測します。
グロックの様に板状のサイトが直接スライドに取り付けられているタイプなら良いのですが、マルイP226は擬似アリ溝タイプのさし込型なので、一から作るのは難しく、純正のサイトを流用して製作しました。
画像が前後してしまいますが、純正サイトのブレード部の下1mmほどを残して「Are You Ready ?」の kyon2_CTU さんにフライスで削り取ってもらいました。

4mm幅のアルミ板から必要な分を切り出します。

アクリル棒を入れるための穴をポール盤で開け、アクリル棒が見える凹を2つヤスリで削ります。


削った純正サイト下側と作ったブレード部を貼り付け、固定のために裏から二本のピンを打ち込んだ後、一旦アルミブラックで黒染めして、各部を修正します。

再度黒染めをし、アクリル棒を適度な大きさに切り、両端をライターで炙って溶かして固定して出来上がりです。

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2017年03月13日
「P226 LDC」に取り掛かる その9(金属部品4点)
今回は金属部品4点です。
● ハンマー
まずは最初に……。
こういうのって削って行く内に削りすぎてしまうんですよね。今回もやっぱり……。

ボール盤で穴を開けます。ドレメルで削って穴をつなげ、大まかに形を作ります。その後、ヤスリで形を整え、耐水ペーパーで仕上げて最後にガンブルーで染めます。
で、やっぱり穴が少しでかくなった……。酷使すると折れるかも?



● トリガー
LDCのトリガーは幅の広いタイプ(マルイのP226レイルに付いている方)が装着されていて、トリガーストップのためのイモネジが付けられています。
ポール盤で2.5mmの穴を開け、3mmのネジ山を切って、先端を丸めたイモネジを入れました。


● デコッキングレバー
このLDCのデコッキングレバーはよく見るP226ものと少し違って、前方が斜めにカットされています。これはドレメルでカットして、ヤスリがけをして完成です。



● 最後に失敗したスライドストップのお話。
スライドストップもデコッキングレバーと同じく、普通のP226のものとは少し違います。
普通のものは 「コ」 の字にプレスされていて、デコッキングレバーと同じ様な感じになっているのですが、LDCの方は折り返しが一回分少なく 「L」 の字型になっていて、立った感じになってます。こちらの方がスライドストップの解除はしやすそうですが、普段飛び出ていて邪魔な様な気もするのですが……。
取り敢えず同じ形にしようと思って、万力で挟んでゆっくりと締め込んでいったのですが、ポッキリ折れてしまいました。


折れたのをロウ付けしようと思ったのですが失敗しました。とりあえずスライドストップはノーマルのままで行きます……。
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2017年03月10日
「P226 LDC」に取り掛かる その8(塗装)
スライド、フレームの各部加工が済み、次は苦手な塗装です。いつもの「イサム エアーラッカー・つや消し黒」にて塗装なのですが、寒い日にベランダで行ったのできれいな霧状にならず、少し凸凹になってしまいました……。









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2017年03月08日
「P226 LDC」に取り掛かる その7(フレーム細部)
フレームですが、微妙に延長されている部分がありました。こちらも1mm厚のABS板を貼り付けて成形します。




( 追記 )
一度、この部分が完成した後に気が付いたのですが、黄色い部分だけでなく、赤い部分まで延長されているのに気が付き修正しました。


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2017年03月07日
「P226 LDC」に取り掛かる その6(スライド先端部)
さてさてスライドです。普通のP226フロント部にはカットがるのですが、フレームのダストカバーが前面まで伸びたのでそれがありません。
それを埋めるために1mm厚のABS板をカットして接着するのですが、内側にはレールがあるのでそれも延長します。



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