2015年03月18日
ハドソン・ハイスタンダード D-100 その2
さて、前回に引き続きハドソン・ハイスタンダード D-100です。今回は外装を触ります。
先ずは他のWebサイトでも時々見かけるバレルの亀裂についてです。バレルには上下とも水平に薄い板状のインサートが入っていますが、それらに挟まれるようなかたちで前撃針の付いた四角柱状の亜鉛パーツが入っています。
このパーツがオーバーサイズで、インサートを上下に無理矢理押し広げてバレルを裂くかたちになっており、他のWebサイトの物も同じ理由と思われる割れ方をしていました。多分、工場での組み立て時にこのパーツを叩き込んでいるようで、なかなか抜くことが出来ませんでした。外した後に削ってバレルに負担がかからないように狭めておきました。
亀裂の修正ですが、万力で軽くはさみ、亀裂部分に瞬間接着剤を流し込んで直ぐに万力を締めて接着しました。
ABSパーツにはパーティングラインやヒケがバッチリあるわ、亜鉛パーツには型の段差や湯口が深いわで、完全に修正したいとは思うのですが、ABS部分のヒケを無くすまで削りこむと刻印は薄くなり、亜鉛部分の湯口や段差がなくなるまで削るとサイズや形状が変わったりしそうだったので、適当なところまででやめておきました。