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Posted by ミリタリーブログ at

2014年09月27日

マルゼン・ワルサーP99コンパクト その4


前回の「マルゼン・ワルサーP99コンパクト その3」 にて最後に 「次回はプロテックのスーパースピードリコイルユニットについてレポートします。」 と書きましたが、手元に届いて試し撃ちをしたところ問題があり、その点が解消されてから、あらためて書きたいと思います。

さてさて、ということで今回は先に精度チェックです。
マルゼン・ワルサーP99オーナー必見です!?

まずは初速を測りました。
一発撃ってはガンを置き、横のメモに数値を書き、再度狙っては撃つという動作の繰り返しで、5〜6秒おきに撃つ感じでした。
下がる一方ではなく、上がったり下がったりの数値変化はそのため?かもしれません。
0.2gBB弾を11発撃った平均は69.62m/sで0.485Jなのでマッチに使える数値です。

1発目:73.34
2発目:71.80
3発目:70.21
4発目:68.65
5発目:70.76
6発目:68.30
7発目:66.84
8発目:67.46
9発目:65.75
10発目:71.58
11発目:71.09

お次は精度チェックです。いつもと同じターゲットを、いつもと同じく5.5mの所から撃ちます。
ホップを最弱に調整し、サイト調整無しでマルイの0.25gBB弾を10発撃ったのですが、左右のズレはサイト調整で直すとしても、まんべんなくバラけてしまうイマイチの精度でした。



そこで気になったのが、分解した時に見たホップ・システムです。

バレルの上に穴が開けられており、ホップ用の出っ張りのあるゴムを乗せ、更にその上にはスプリング。
それを覆うようなかたちで、画像左下の銀色の「O」型パーツをはめて、下に付いているスクリューの締め具合でホップ調整をする構造です。

右下の画像は穴にホップ用の出っ張りゴムをただ乗せただけの状態ですが、これにスプリングのテンションが加わるわけで、これではホップをかけるというよりも真っ直ぐ飛ばす邪魔をしているようなもの。




そこで、バレルの穴を塞ぐようにステンレステープを一巻きして、ホップ機能をキャンセルしてみました。




サイトを適当に左に寄せた後に同じく5.5mから撃ってみたのが下のターゲットです。

上のターゲットと比べるとまとまり感が全く違い、マルイの0.2gBB弾では4cm、マルイの0.25gBB弾では5cmですが、1発の大ハズレ?を除くと半分の3cmでした!




ここまで行けば十分マッチで使えるレベルです。

尚、時々 「マッチで使えるレベル」 などという言葉を使いますが 「敢えてこのガンを使うとして」 という意味で、成績重視なら素直に1911系かグロック系のカスタムしたものを選びます。
そうしないところが、へそ曲がりのボーディの面白いところです。(苦笑)

また、このブログの最初に書かせて頂きましたが、私のエアガンの使用目的はあくまでATPFやIDPAなどのマッチで、30m先のスイカ大のターゲットに100%当てることよりも、6m先の100円玉に100%当たるガンを目指してます。  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 20:24Comments(0)素材・工具・加工ガスガンマルゼン/WALTHER P99C

2014年09月24日

2014年09月21日

マルゼン・ワルサーP99コンパクト その3





さて、ワルサーP99コンパクトのその3です。
今回は購入前からネットで書かれていて気になっていた部分です。

マルゼンのP99シリーズの特徴として、スライドの外側はABS樹脂ですが、内側には亜鉛ダイキャストの骨組みがあり、その重みでHWスライド並みのドシッとしたリコイルが楽しめます。
が……、リコイル・スプリングが弱いのか、スライド後退時のスピードはそこそこなのですが、前進するスピードが遅すぎます。
例えていうなら、電池交換したてで絶好調のプラレールぐらいのスピードです。(笑)
でもそれはガンを水平にした時のことで、マグ・キャッチをかけ、銃口を上に向けてマグ・キャッチを解除しても「よっこらしょ」と動くだけで完全閉鎖がやっとという感じでした。

そこで色々と試したところ、リコイル・スプリングが弱いのは確かなようですが、あちこちフリクションがある感じだったので、フレーム、スライド両側のレール部分と、バルブロック、トリガーバーの擦れ合う部分、その他フレーム内の各パーツの擦れ合う部分を磨いたところ若干良くなりました。










良くはなったのですが、それでもまだ何かが邪魔をしている感じだったので、更に観察していたところ、スライド内でのバレルの動きがスムーズに行われないのを見つけました。
スライド内には前後に亜鉛パーツがあるのですが途中はつながっておらず、その間は薄いABSのみなので狭まって?しまったようで、チャンバー部分を軽く挟む状態なっており、動きを悪くさせていたようです。

下の画像をご覧ください。赤い部分が亜鉛ダイキャストのパーツですが、途中で切れて(緑色の矢印部分)います。
左右からの力か? 経年劣化で縮んだのか? 本来平行であるスライドの両側が、黄緑色のラインのように狭まっていて、スライド内壁がチャンバー外壁とすれて動きを妨げていました。
(これはホルスターを作る前で、ホルスター製作時のプレスの影響ではありません)




早速ヒートガンで軽く炙り、板を当てて平行にしたところフリクションが無くなりました。
私はP99コンパクトを新品で購入したのですが、最新ロットはマガジン・エクステンションがオマケで付けられているはずなのに、私のものには無かったので古いものだったのかもしれません。

話しが少しそれます。フリクションとは関係ないのですが、フレームとスライドの隙間が前に行くほど大きくなっていました。
極端に画像にしますと、下の画像の赤い部分のように、スライドストップの前辺りから下を向いているような感じです。(画像は修正後のもの)
「P99コンパクト」で画像を検索すると、同じ様に下を向いているのがあるので、フレーム生産時に縮んで下を向くことがあるのかもしれません。
これもまたヒートガンで炙って修正しました。まぁ、作動と関係なくっても隙間が平行でないとかっこ悪いですもんね。




しかしそれにしてもリコイル・スプリングが弱すぎです。
個人的には純正品の110%〜120%ぐらいのスプリングに交換すれば良いのかと思うのですが、アフターマーケットのものはシューターズデザイン製の150%のものしか無いので取り敢えず購入してみました。




リコイルスプリング・ガイドに組み込む前に指で押して、スプリングの強さを試してみたのですが、「おいおい、これで本当にブローバックするのか?」と思うぐらいのスプリングの強さ。これを二本組み合わせるわけなのでなおさら不安になりました。
組み上がったリコイルスプリング・ガイドをガン本体に組み込み、手動でスライド操作をしたところ、銃口を上に向けた場合でも「シャキーンッ!!」と鋭い動き。
「おぉっ〜!」と喜びつつマガジンにガスを入れ、真夏ですがポケットに入れて十分に温めた後に撃ってみると「ポスッ!、ポスッ!、ポスッ!」っと銃口からガスが出るだけで、スライドは微動だにしません。
ハッキリ書きます。
このスプリングは買ってはいけません!!

尚、純正のリコイルスプリング・ガイドは、スプリングなど組み込んだ後、最終的にコイルスプリング・ストッパーという部品で固定してあるのですが、そのパーツは嵌め殺しなので、スプリング交換する場合はコイルスプリング・ストッパーを壊さないと外せません。
因みにマルゼンさんにコイルスプリング・ストッパーを発注をしたのですが、エアガン業界とは思えないとんでもない早さで送られてきました。
感謝感謝です。

さてさて、その後に試行錯誤し、手元にGM6(MGCが発売したブローバックしないガスガン)のマガジン・フォロアー・スプリングを純正の細い方のリコイル・スプリングの前に足して組み込み、若干強くなったのですが満足できませんでした。

そのままでしかたがないと諦めかけていたのですが、品切れでもう手に入らないと思っていたプロテックの「スーパースピードリコイルユニットP99c/SSRU/P99c」について直接プロテックさんにメールをしたところ、受注生産をされているとのこと!

次回はそのリコイル・ユニットについて書きたいと思います。  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 18:39Comments(0)素材・工具・加工ガスガンマルゼン/WALTHER P99C

2014年09月13日

SAI G17用フレーム/8個目製作 & 出品


久々にG17、G18C用SAIフレームを製作し、出品致しました。
宜しければご覧下さい。

ガーダー GUARDER G17 セイリエントアームズ SAI フレーム/その7
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g137438162


尚、お持ちのガーダー製フレームを、お好みのテクスチャー・パターンで加工も致しますので、ご希望の方は「 オーナーへメール/メッセージを送る 」にてご連絡下さい。




















  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 01:43Comments(0)素材・工具・加工ガスガンヤフオク!出品マルイ/GLOCK 17

2014年09月10日

グロック用テクスチャー加工フレーム再開





本来は「マルゼン・ワルサーP99コンパクト その3」をアップするはずでしたが、今回はグロック・フレームのお話。

待ちに待ったマルイのM&Pが発売されて一ヶ月と少し。欲しい方には行き渡ったかと思います。
私感ですが、グロック・ユーザーの方がライバルであるM&Pに興味を持たれていた方が多かったように感じます。
その方達はどういう判断をされたのか興味のあるところです。

というのも、私自身もM&Pにとても興味があり、発売前に予約をして手に入れて、トリガーの切れる位置を調整し、ホルスターとポーチも自作したわけですが、結局「マッチに使うのは慣れたSIG P226で十分」という判断をしたからでした。

同じようにM&Pと使い慣れたグロックを天秤にかけた方も多いと思います。そしてグロックに軍配を上げた方もおられれるはず。

また、M&Pの発売中に行ったアンケートの中で、以前作っていたSAIのグロック用テクスチャー加工フレームをご希望される方が多くおられ、グロックに人気があるのを再認識しました。

そこでまた、グロック用テクスチャー加工フレームの出品を再開したいと思っています。

今回はお持ちのガーダー製フレームの加工も致しますので、ご希望の方は「 オーナーへメール/メッセージを送る 」にてご連絡下さい。
  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 22:06Comments(2)素材・工具・加工ガン・アクセサリーガスガンヤフオク!出品マルイ/GLOCK 17

2014年09月07日

マルゼン・ワルサーP99コンパクト その2


ワルサーP99コンパクトの続きです。

先ず、簡単なところで最初に触った部分です。
フロント & リア・サイトにはホワイト・ドットとして、2.5mmの穴に白色の棒状の樹脂が埋め込まれています。

真っ白だったら良かったのですが、若干乳白色ぽくって見にくく、どうせなら光ってほしかったので、ピンバイスに1.5mmのドリルを付けて途中まで掘り、そのまま引いて樹脂を引き抜きました。




抜き取った樹脂を半分に切り、穴へ深めに埋め戻してタミヤのホワイトを軽く塗った後、前に行った蓄光塗料の加工をしました。




ついでにマルイのM&Pのサイトも……。




そしてリアサイトをばらしたついでにウィンテージ・スクリューの加工。
気にするほどではないのですが、このスクリューは逆ネジで、ヘッドの部分も四角く、普通のネジを流用しているのではなく亜鉛ダイキャストで作られており、ヘッドの部分には段や継ぎ目があるのでそれを取りました。

方法ですが、きれいに平面を出したいので、スクリューのネジの部分をボール盤のチャックに噛まし、台の部分に耐水ペーパーを置いて、ヘッドの部分を少しずつ削ってやります。
私はネジの頭が舐めたスクリューも、この方法できれいにしています。



  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 19:08Comments(0)素材・工具・加工ガスガンマルゼン/WALTHER P99C

2014年09月01日

マルゼン・ワルサーP99コンパクト その1


マルイ製品のように箱出しでマッチに参加できるような出来のガンも良いのですが、以前のブローニングHPの時に書いたような 「何だかイマイチ。もう少しシャキッと動いて、精度ももっと良くなれば楽しいのに」 というガンを触るのが面白く、今回はP99コンパクトを購入してみました。




P99に興味を持った理由は幾つかあるのですが、その内の一つが独特のAS(アンチストレス・トリガー)というトリガー・システムを再現しているところでした。

実銃での話ですが、コルト32オートにしても、グロックにしても、M&Pにしても、一般的にストライカー方式というのは、スライド操作をすることに因って絶たれていたストライカーとシアーと噛み合い、トリガーを引くことに因ってシアーが下げられ、スプリングの力でストライカーが前進して発射ということになります。
因って不発だった場合はスライド操作をし、ストライカーを再度コックしなければなりません。

P99(実銃)もストライカー方式なのですが、DA/SA(ダブルアクション/シングルアクション)機能を有しており、トリガーを引くことに因って前進したフリー状態のストライカーを後ろまで引き下げて落とすDAと、ストライカーが後ろにコックされた状態からトリガーを引いて落とすSAの二種ができ、コックした状態からフリーの状態に戻すデコッキング・ボタンがスライド上部に備えられています。
尚、ストライカー方式は外観から状況が判断出来ないので、スライド後部には状態を示すインジケーターがあります。



そして面白いのが上記の「AS(アンチストレス・トリガー)」というシステム。
下の画像のように、デコッキングした状態ではストライカー(ガスガンはハンマー)は前進し、トリガーも前進した位置にあります。




トリガーを引くと弾が発射され、スライドが前後運動をし、ストライカーはコックされ、トリガーは後退した位置で固定されるのですが、手動でスライドを前後させると、ストライカーはコックされた状態になるのですが、トリガーはデコッキングされた時と同じ前進した位置になります。




つまり、緊張時のアクシデントを避けるため、遊びの多いシングル・アクションのポジションがあるというものです。
この状態でトリガーを引いていくと、トリガーが後退した位置まで軽く移動して止まり、更に引くとストライカーが落ちます。

これをストライカーとハンマーの違いのあるガスガンで再現している部分に興味を持ちました。




また、トイガンとしての出来が良くても、元々の実銃に興味が無いと唆られないのですが、YouTubeでBBQとP99を比較している動画を観て、トリガー・リセットの移動距離の短さを知り興味を持ったというのもありました。
※ 1分20秒後ぐらいから



また、個人的に大口径の大型ハンドガンにはあまり興味が無いのですが、フルサイズのガンを極力切り詰めたモデルは好みで、P99ではなく、P99コンパクトを選んだ次第です。

その他にも、スライド内に亜鉛ダイキャスト・パーツの骨組みがあるガンのリコイル感を試してみたかったというのもあります。

少し長くなりましたので、この後は「マルゼン・ワルサーP99コンパクト その2」にて書いてみます。  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 00:00Comments(2)ガスガンマルゼン/WALTHER P99C