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2013年10月29日

自作カイデックス・ホルスター


今から30年ほど前のガン誌で、S&W M10 3インチモデル用のレザーホルスターを自作する記事が詳しく載っていました。
それを読んだのがホルスター製作の切っ掛けとなり、一番最初に作ったのが下の画像のサファリランドNo.527風1911用ホルスター。
その後はビアンキ#4やミルト・スパークスのヤキスライド、マグポーチなどのコピーを十数点作りました。




時代は変わって素材は革から樹脂に……。

以前、グロック17用のアメリカ製カイデックス・ホルスターをヘアドライヤーで熱し、若干サイズの大きいマルイ・グロック17用に型直しをしたことがあったのでカイデックスの特性を少しは感じ取っていたのですが、一から作るとなるとどうやって良いのか分からず、ネットで色々と探しまわったところ製作方法を約1時間半かけて詳しく説明してくれているYouTubeの動画がありました。





動画を観た後にハトメ打ちとヒートガンを購入し、見よう見まねでプレス機を製作。




先ずはABS製のガン本体を熱から少しでも守るため、また、引き抜く際に引っかかるような部分の逃げ道、例えばフロントサイトの通り道を作るための棒っ切れを固定するためにマスキングテープを貼ります。
(しかし、ABS製のスライドではプレスする際にカイデックスの熱で沿ってしまい、スライドを引いてもメインスプリングの力では元に戻らなくなってしまいました。結局スライドを部品として購入するはめに……。)




カイデックス素材の上にガンを置き、ホルスターのアウトラインを想像し、それより大きめにカット。
それをトースターで熱し、柔らかい状態になったところで直ぐにプレス機の上に置き、ガンを重ねてプレス。




20〜30分待ってカイデックスが冷めたら取り出し、今度は反対側も同じ方法で作ります。







裏表を重ねた状態で、ホルスターのアウトラインを白色の鉛筆などで書き、それに合わせてカット。

上の画像に対し、下の画像ではエジェクションポートのラインに合わせてカットしてありますが、最初はカバーされるようにカットしてました。
しかしこの部分でガッチリとガンを固定し過ぎてしまって抜けなかったので、急遽デザイン変更となりました。
それ以降はエジェクションポートの形に合わせてスペーサーを作リ、マスキングテープを貼る際に使っております。







ホルスター両端のハトメを打つ位置を決め、ボール盤で穴を開けてハトメを打ち込みます。




(この後はホルスターの画像がグロック17+シュアファイア用に変わります。)







最後にハトメを打った部分を体に沿うようにヒートガンで熱して曲げます。




製作当時はブログを作る予定など全く無かったので、取り敢えず撮っていた持ち合わせの画像を使っての説明になってしまい分かりにくくて申し訳ありません。また、ベルトループ製作の画像はなくて説明が出来ておりません。実はこれがまた面白いのですが……。

以前、自分のホルスターを作るついでに数個作ってヤフーオークションで出品していたのですが、殆ど材料費ぐらいでしか落札されず、それ以降は作る張り合いが無くなり制作しなくなってしまいました。

しかし、Kyon2さんにグロック+ライト用のホルスターを頼まれていますし、スプリングフィールドXDMコンパクト、ブローニング・ハイパワーなどのホルスターも作りたいので、その際には写真を撮って再度書いてみたいと思ってます。












  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 12:37Comments(0)ホルスター・マグポーチ素材・工具・加工

2013年10月25日

KSC Sig Sauer P232 その2





P232ですが、最後に外装を触りました。
フレームのバックストラップ部分と、グリップ部前面からマズルの先の方まで。スライドは背面(ハンマーのある部分)をわざわざ後加工で切削痕が付けられているのですが、その他の部分はABSそのままで湯ジワやヒケがあり若干凸凹……。

実銃は全体がつや消しで側面のみ磨いてあるので、同じ感じになるようにスライドの側面(セレーション部分は凸部のみ)をマスキングして、某超有名プロモデラーさんに教えてもらった皮膜の強いつや消し黒スプレー「イサムラッカーのつや消し黒」を軽く拭いた後にスライド側面を800番〜1000番の耐水ペーパーで平にしてコンパウンドで磨きました。










尚、リアサイトの3ドットなのですが、本来は下の左画像のように横一列に並んだ状態でサイトが合ってくれていれば良いのですが、KSCのP232はフロントサイトのドット径の大きさに対して、リアサイトのドットが大きすぎる上に、位置が低すぎてサイティング時に戸惑います。
(最近、部品でリアサイトのみを購入したところ改良されておりました。)




そこでドットのある面を1mm程削り取り、亜鉛の板(MGC GM-5のグリップウェイト)を貼り付け、整形後にドットの入れ直しをしました。

  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 00:47Comments(0)素材・工具・加工ガスガンKSC/SIG P230 232

2013年10月20日

KSC Sig Sauer P232 その1


前に書きました「WE-Tech XDM-45 Compact」の時に「マッチに使っているSIG-SAUER P226より小さく、PPK/SやSIG P230よりも大きいサイズのガンが欲しくて選んだ」と購入動機を書きましたが、それは既に「PPK/Sサイズのガンをマッチに使えるぐらいにしてみたい」ということでSIG SAUER P232を触っており、そのP232とP226の中間サイズが気になったからでした。




何年も前にロング・レンジ・ピストン・ユニットのP232 SLを持っていたのですが、BB弾が上手くチャンバーに装弾されず最後には手放してしまいました。

しかし再度どうしても欲しくなり、一年ほど前にネットで新品を探し回ったのですがなかなか無く、やっと「アームズファクトリーさん」にて在庫があるのを見つけました。
※ 現在も在庫はあるようです。

選んだのはABS製のブラックモデルです。「HWモデルはリコイルがあって良い!」というご意見がありますが、私は個人的に素早くビシッ!っと動いてくれるABS版の方が好みで、HWとABSの両モデルがある場合は必ずABSの方を購入します。
できれば重量を稼ぐために、スライドはABSでもフレームがHWというものがあれば嬉しいのですが……。

早速試し撃ちをしたのですが、前回と同じくBB弾をマガジンリップからチャンバーに送るためのシリンダーの顎の部分が上手くBB弾を押し出すことが出来ず、スライドが途中で止まってしまうのでスライドを無理やり閉鎖していたら、顎の部分が上方向に曲がってしまい全く装弾出来無くなってしまいました。

現行品のP230JPはそのようなことが無いようなのでKSCに問い合わせたところ、下記の7点のパーツを交換することによって現行品と同じになるとの返事をもらいました。

No.94 HKピストン ¥ 840
No.95 HKピストンカップ ¥ 525
No.96 HKピストンピン ¥ 210
No.97 HKピストンピンスプリング ¥ 53
No.98 HKインナーピストン ¥ 840
No.99 HKインナーピストンOリング(3.4×0.9) ¥ 53
No.100 HKシリンダー ¥ 630

部品到着後に早速組み込んだところ、今度は快調に給弾されて発射。
しかし何だかブローバックの動きが重い……。

マガジンを抜いてトリガーには触れずスライドを引き、手を離すと勢い良く……戻らない。

今度は手動でブローバックの一連の動きを試してみる。
トリガーを引くとトリガー・バー・SPが圧縮され、トリガーバーがより強く上に上がり、トリガー・バーにあるディスコネクトのための凸部分がスライドと擦れてトリガーを引いていない時よりも更にスライドの動きが重くなる……。

ということでトリガーバー凸部と、そこが擦れるスライドの面を研磨することによってそれなりに良くなったのですが、その他の擦れる部分全てと、プレス部分の「反り」も削り取って、やっと適当に動くようになりました。
しかし径が小さく、ガズ容量の少ないピストンでは元気さに限界があるようです。

動きが良くなってくれたところで今度は精度アップです。
と言ってもストレート・ブローバックのガンをモデルアップしているのでバレルとフレームは固定されており、バレル交換やホップ、パッキンの調整ぐらいしか弄りようがありません。

「マッチに使えるまで」ということである程度の初速がほしいのですが、如何せんノーマルバレルでは0.2gBB弾で50m/s強ぐらいなので初速アップを狙って、内径の少しでも小さな精密バレルに付け替えます。

個人的に精密バレルは精度アップの為ではなく、初速をアップさせるために使っております。今回も実際に試したところ、精度は「上がったかな?」程度ですが初速は4〜5%アップしております。

私のお気に入りはKM企画のTNパーフェクト・バレル。バレルのクリーニングをする時には画像の円柱形のフエルトの物を使うのですが、真鍮そのままのバレルではかなり抵抗を感じるのですが、テフロン・ニッケル・コーティングがされたTNバレルは抵抗感が全く違い「内径はこっちの方がデカイのか?」と思うぐらいです。また、TNバレルの方は何度クリーニングしてもフエルトに汚れが付かないのですが、真鍮のバレルはやる度に黒くなります。
「だからどうなのよ?」って聞かれても答えられないのですが「BB弾が飛んで行く際、バレルの内側に触れた時に、より摩擦抵抗が少ない方が良いのではないかな?」っという発想でしかありません……。



さてさて、各部を研磨、バレルを交換後、なるべくホップを掛けずに3.5mと5.5mの所から試射したところ画像のような結果に。

実際にATPFに持ち込んで参加したところ、思っていたよりも十分に楽しませてくれました。



  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 17:57Comments(0)素材・工具・加工ガスガンKSC/SIG P230 232

2013年10月17日

ウイルソン・スキャッター・ガン


ガンには色々と種類がありますが、各種ともその独特のアクションがマニア心をくすぐりますよね。例えばリボルバーのリロード、オートマチックのマグチェン、そして今回のショットガンのポンプアクションもそうです。
そう、そのポンプアクションがやりたくってマルゼンのM870を購入したのですが、人と同じではつまらないので Wilson Combat のカスタム・ショットガン 「Scattergun/スキャッター・ガン」を作りました。




バレルの長さはWilson CombatのWebサイトに三種類載っていたのですが、作ったのは中間サイズの取り回しのしやすそうな「プロフェッショナル・モデル」を選びました。
その中途半端なサイズにするためにアングスのマガジンチューブ・アダプターを装着して一発分増やし、スリングを付ける為のプレートも4mm厚のABS板で製作しました。




お次はフロントサイトです。フロントサイトもABS板で作製。ホローネジにて固定。取り外し可能です。実銃はフロントサイトのみトリチウムが入っているような感じでしたが、私はアクリル棒を刺し、セレーション加工をしました。フロントサイト自身と、台座の部分は一本のピンにて固定。取り替え可能です。












リアサイトもフロントサイト同様の1mm、2mm、3mm、4mmABS板を使って製作。前後左右の調整可能です。
























現在は手元になく、撮っていた画像のみでの紹介になってしまいました。手放したのを少々後悔していますが、同じ物を作るのは面白くないので、今度はM1100版のウイルソン・カスタムを作りたいと思っています。



  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 12:42Comments(2)素材・工具・加工ガスガンマルゼン/REM M870

2013年10月13日

よく光る蓄光塗料「N夜光/ルミノーバ」


実は私がガンと同じくらい力を入れている趣味が「時計」なんです。
機械式時計の分解・組立を一級技術士さんに習いに行き、中古時計を買っては分解し、機械はオーバーホールを、外装は仕上げ直しをして楽しんでおります。専用工具や計測機器などを揃えており、時々カスタムガン作りにも役立ってます。




さて、その時計絡みのお話です。昔は夜光塗料に自己発光するトリチウムが使われていたのですが、放射性物質であるとのことで20年ほど前に使用禁止になりました。その後は畜光塗料が使われるようになったのですが、スイス時計に比べて国産時計の夜光塗料は格段に光量が強いので、友人の技術士にその点を聞いたところ「う〜ん、はっきり知らないけど、スイスの時計はベルジョン(スイスの有名時計工具専門メーカー)の塗料を使っていたのかな?国産は根本特殊化学のルミノーバを使っているみたいよ。」とのこと。

調べてみると、根本特殊化学株式会社が旧来の塗料より10倍の光度で10倍長持ちする蓄光塗料を開発。NEMOTOの「N」をとって「N夜光」と命名し、海外では「ルミノーバ」の名で売り出し、世界シェアの約80%を占めており、今ではスイス製品もこの「ルミノーバ」を使用しているそうです。

この夜光塗料は小売はされていないと思っていたのですが、なんと東急ハンズで販売されていることを知り、早速手に入れてサイトのドットに入れてみました。
因みに色は一般的な「グリーン(薄黄緑色)」の他「ブルー(水色)」「バイオレット(紫色)」の三色で、お値段はグリーンが1,029円で、その他二色は百円程高かったように思います。
非常に細かい「粉」です。「光る龍角散」といった感じです。




使用方法ですが、先ずはルミノーバを塗りたい部分に穴を開け、下地の白色を塗ります。
(元々サイトにドットがあり、白色に塗られている場合はそのままで)

次に、二液性のエポキシ接着剤にルミノーバを混ぜ、爪楊枝の先に取り、慎重にドットの中心に付けてゆっくりと真上に引き上げます。
分量ですが、エポキシ+ルミノーバ混合剤の液面が凸型にならず、若干凹型になるぐらいが適量です。凸型になると明るい所で表面が光ってしまって見難くなるからです。
硬化するまで表面が水平になるようにサイトを固定しておいて下さい。




引き上げると納豆のように糸を引くのですが、ゆっくりと下がって行くので問題はありません。真上に引くのはこのためで、横に引くとドットからはみ出てしまいます。




トリチウムのように自己発光はしないので光を当てて畜光させなければなりませんし、時間が経つにつれて徐々に光は弱まりますが、昼間に電気を消した少し明るい廊下でも画像のように光ります。



  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 01:01Comments(0)素材・工具・加工

2013年10月10日

WE-Tech XDM-45 Compact その3


WE-Tech XDM3.8の最終回です。

精度が良くなったところで、今度は作動面のチューンアップです。
と言っても、各パーツの擦れる部分を軽く研磨をし、ハンマースプリングをラジオペンチで弱くなる方向に少し曲げ、メインスプリングを4巻ほどカットしただけです。
これだけで134aでもある程度シャープに動いてくれるようになりました。




尚、その他に気になって触った点は、スライドストップのスライドの噛みあう部分の形状が悪く、定位置まで上がってくれなかったので少し削ってみたところ、完全に上がるようになりました。







実を言いますと、大昔からこの趣味をやっている私としては黒色の金属製スライドのハンドガンを買うのにはとても抵抗があり、このXDMを買ったのが初めてでした。

シューティングマッチをメインで考えている私にとって、リコイルの強さやスライドを作動させた時の金属音にはそれ程興味は無く、「スライドの前後するスピードの速さ」を重視しているのですが、このXDMはある程度触ったとはいえ、金属スライド+コンパクト・モデルのマガジンにも関わらず、オリジナルのマルイの設計が良いのか、3枚のターゲットにダブルタップを試した時にトリガーの動きにスライドがそれなりについてきてくれるのには驚きました。




それでは最後に購入の切っ掛けとなった「おっ!XDMコンパクトってカッコいいねぇ〜」と思った動画を紹介します。



  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 19:58Comments(2)素材・工具・加工ガスガンWE/SFA XDM 3.8

2013年10月08日

WE-Tech XDM-45 Compact その2


WE-Tech XDM3.8の続きです。
外観の話しは既に何人もの方がされているので、私なりのレポートを書いてみます。

到着後、直ぐに開封して空撃ちをしたのですがなぜか2点バースト。何度も繰り返している内に今度はフルオートになってしまいました。どうやらハズレを引いたみたいです。

手動でスライドを前後させながら様子を見たところ、ディスコネクトさせる為のトリガーバーの出っ張り量が少ないようだったので、トリガーバー自体が更に上昇する様に加工をしました。




フルオート病が直ったので早速試射をしてみたのですが、5.5mの距離から撃ってB5サイズ・ターゲットにある程度収まるという酷い状態だったのでバレルをチェックしたところ、バレル内にはオイルがベットリ……。
早速バレル周りを分解し、各パーツのオイルを洗浄して再度試射してみた結果が以下の画像です。




良くはなったのですが、マルイXDMの倍ほどの集弾性だったので精度アップのための加工をしてみることに……。

バレル一式からアウターバレルだけを外した状態でフレームに組み込み、テイクダウンレバーを元の位置に戻してガタツキを見たところ結構あったので、画像の位置に取り敢えず「布テープ」を貼ってガタ取りをしてみました。







また、チャンバーカバー一式を手で固定してインナーバレルを触ってみたところ、コレがまたガタガタ……。
固定させる為にチャンバーカバー(L)の方のチャンバーカバー(R)との接地面を少し削ってより強く左右からインナーバレルを挟み込むようにしたところ、少しは改善されました。







ホップチャンバーですが、手元にあったマルイものに比べ、WE-Techのは固めだったので、マルイのを組み込んでみました。

インナーバレルはマズル部分の仕上げが荒く、テーパーもセンターがズレている始末。
また、スライドオープンさせた時にアウターバレルから真鍮のインナーバレルが少し飛び出るという不細工なものだったので、短くした上でマズルの再加工とガンブルー仕上げをしました。
インナーバレルの全長を3mm短くして77mmにした結果、スライドオープンした時の外観が以下の画像のようになりました。

↓ デジタルノギスの数値が間違ってます。実測では77.19mm前後です。↓










さて、上記の事をした後に試射した結果が以下の画像。
シューティングマッチで十分に使えるぐらいの精度になりました。




尚、気温27度の室内で、0.2gのマルイBB弾を使って初速を5発測ったところ、63,41m/s、62,82m/s、62,34m/s、61.97m/s で60m/s強といったところ。もちろん撃ち続けるとどんどんと下がっていきますが、マッチ使うには及第点といったところでしょうか?
※ しかし身近で金属フレームやスライドを有したガンでのマッチを許可している所はありません。  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 21:38Comments(0)素材・工具・加工ガスガンWE/SFA XDM 3.8

2013年10月05日

WE-Tech XDM-45 Compact その1





一発目のガンの話は「WE-Tech XDM-45 Compact」です。

シューティングマッチで最近使っているハンドガンはマルイのSIG-SAUER P226E2なのですが、それよりも小さく、PPK/SやSIG P230よりも大きいサイズのガンが欲しくなりました。

最初に思い付いたのはグロック19か26。
しかしグロックはMGCのガスブロが発売された頃からマッチで使い始め、KSCからマルイと使い続けて来たので、もうお腹いっぱい。

では他にこれらのサイズで気になるガンといえば、Smith&Wesson M&P 9c と Springfield Armory XDM 3.8の二丁でした。

そこで大昔からの友人で、こちらのブログで有名な「Are You Ready ?」のkyon2_CTUさんがVFCとWE-Techの両方のM&P 9cを持っているとのことで見せてもらいました。

外観はVFCの方がリアル。
でも撃った時の元気の良さはWE-Techの方が3割り増し。
そして個人的に重要視する「トリガー関係」ではVFCの方が優秀でした。

「トリガー関係」とは、トリガーのキレもなのですが、それよりもトリガーを引いていった時、どの位置でハンマーが落ちるか?スライドが前後運動をしてディスコネクト機能が働き、引き切ったトリガーをどの位置まで戻すと次弾が撃てるようにハンマーがシアーにコックされるか?というもの。

WE-Techの方は、トリガーを少し引いただけでハンマー(実銃はストライカーですが)が落ち、後はトリガーとフレームが触れるまでの長い「遊び」があります。
スライドが前後運動した後はトリガーをほぼ開放した位置まで戻さないとハンマーとシアーが咬み合ってくれません。
VFCの方は、実銃とまではいきませんが、WE-Techと比べるとかなりの違いがありました。
因みに実銃の感じは以下の動画で見られます。



話がXDMからどんどん離れて行ってしまいましたが、上記の様にM&P 9cは両社どちらを選んで良いのか判断できなかったのと、まだ周りで誰も買っておらず、最近マルイXDM並に刻印が追加されたリミテッドバージョンが発売されたこともあってXDMの方を買ってみました。




手元に届いてから色々とあったのですが、話が長くなりそうなので数回に分けて書きます。

しかし、このまま終わっては面白く無いので、先ずは購入前から気になっていて、最初に触ったマグベースについて書いてみたいと思います。

コンパクトサイズのマガジンに付いているマグバンパーなのですが、ボクシーなガン本体のデザインに対し、アラビアンナイトの靴先の様な曲線のマグパンパーのデザインが個人的に一致していない気がしたので、その尖った部分を切り落としました。
ほんの少し切り取っただけなのに、かなりサイズが小さくなったように感じます。

私はどちらかと言えば大きめの手なのですが、切り取って短くなったバンパーでもグリップ感に問題はありませんでした。















  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 22:14Comments(4)素材・工具・加工ガスガンWE/SFA XDM 3.8

2013年10月04日

このブログですが……。


今回は今後のことを考えて、趣意と試射に使う自作ターゲットについて書きます。
何だかしょっぱなからややこしそうな書き方ですが読んでやって下さい。

私がエアガンでのシューティングマッチをやり始めたのは今から28年程前のこと。

MGCからガスガンのベレッタM93Rが発売されていたのですが、モデルアップされた機種に興味がなかったことや、モデルガン世代の私にとって弾の飛ぶハンドガンといえば、取り敢えず前方にツヅミ弾を飛ばす「オモチャ」というイメージしか無く、買うことはありませんでした。

しかし、MGCからウィルソンLEが発売されて「大好きなガバメントで弾が飛ばせる!!」ということで一転しました。
ちょうどその頃に身近でエアガンマッチが開催されるようになり、それが切っ掛けで長年続けております。

サバイバルゲームもエアガンマッチを始める前と間に同時進行でやっていたことがあるのですが、数年間でやめてしまいました。


前置きが長くなりましたが、それは今後こちらに書く内容の趣意を知ってもらおうと思ったからです。

シューティングマッチをメインにしているので「どのようにしたら確実に30m先のターゲットへ当てることが出来るか?」ということよりも、極端な話し「9m先のターゲットにワンホールで集弾できるのなら、10m先ではバラバラに飛んでも構わない。」「トリガー・プルの軽さ云々ではなく、切れの良さや遊び等が気になる。」「初速は70m/sも出れば十分。」「ワン・チャージのガスで何発のBB弾を発射することが出来るかよりも、ワン・マガジン分のBB弾を安定した初速で全弾発射できるか?」「サイトは合っているのか?サイトピクチャーはシャープか?」などが気になります。
今後書く内容はこの様な趣意になると思います。

と言いつつもモデルガンから始めたこの趣味。「外観がどのくらい再現されているか?」や「スライドはやはりフルストロークで動いて欲しい。」「重いスライドでボコッ!っと動く反動よりも、軽いがバシッ!っと手の中で弾けるような素早いブローバックが欲しい。」という、マッチの成績を上げることと関係ない部分にもこだわってしまいます。

さて、マッチに使うガンで重要なのは命中性能。それを測る為にイラストレーターで自作したターゲットについて書いてみます。大きさはB5で、一枚で三回試せるようにしています。




クリックで拡大します

十字だけでも良いのですが、フロントサイトとリアサイトの左右の隙間が分かりやすい様に縦棒を三本にしています。
円の内側は21mm径でほぼ100円玉、外側は32mmで500円玉よりわずかに大きいぐらいで、他人に集弾率を聞かれた時に「5mで500円玉に集中する」などと伝えやすいようにと考えました。




ダットサイトの場合、その円のど真ん中にダットを合わせ、弾痕も同じ円の中に集まるように調整します。




円の上に重なるようになっている点線の円(画像ではオレンジの円)ですが、これは個人的にオープンサイトで撃った場合にフロント・サイトにギリギリ乗っかる位置に集弾してほしいので描いております。




今後の試射はこのターゲットを用いて文章を書きます。  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 18:28Comments(2)その他シューティング・グッズ

2013年10月02日

初めまして!始めました!


大昔、黒色の金属モデルガンが規制で発禁となったのですが、その後にメーカーが在庫品の銃口を鉛で埋め、ラッカースプレーで全体を金色に塗って出荷していたものが数年間売られておりました。

小学校4年生頃に初めて誕生日プレゼントに買ってもらったモデルガンがその時期の中田商店製ワルサーP38でした。

今まで二、三百丁はトイガンを買ったと思いますが既にそれらは無く、手元にあるのは現行品がほんの数丁のみ。

その間に、シューティングマッチ、サバイバルゲーム、カスタムガン製作(勿論、法律に触れるような事はしておりません)、革製やカイデックス製のホルスター作り、等など色々と楽しみました。

今回、友人がブログを作っているのを見て、自分でも書いてみたくなり始める事にしました。
この趣味も色々と楽しみ方があって、同じ物を手にしても全く感じ方が違ったり、また製品によってのばらつきや設計変更等もありますので「あぁ、こんな意見や事例もあるのか。」とお気軽に読んで頂きたいと思います。

なかなかネタがなく、更新頻度も少ないかと思いますが、お付き合いの程宜しくお願いします。

何か最初のネタは無いかと思いながらアルバムを見ていると、ボブ・チャウさんと25年前にお会いした時の写真が目につきました。

店内には色々なサイトに付け替えられた1911やハイパワーのスライド、M92Fのロッキング部分で割れたスライドなどが置いてあり、見せて頂きました。







  

Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 02:22Comments(4)その他