2014年03月07日
TANAKA Browning Hi-Power Mk-III その3
ブローニング・ハイパワー最終回です。
シアーレバーとノズルエクストラクターの件が解決しても、ネット検索で出てきていた「ブローバックが頼りない」「集弾性はまぁまぁ」「ホップはダメダメ」「装弾不良(ダブル・フィールド)が起こる」「マガジンはガス漏れをする」という問題点が残っています。
幸いにも私が手に入れたハイパワーは装弾不良やマガジンのガス漏れはなく快調に動いているのですが、たまに閉鎖不良がありました。最初はマガジンからチャンバーへのBB弾の送り込みが悪いのかと疑ったのですが、どうやらスライド内側とバレルのチャンバー部が擦れているようで、閉鎖不良の時はショートリコイルしているはずのアウターバレルがスライドが戻り切っていないにもかかわらず、完全閉鎖した時の前方位置に来ており、チャンバー部がスライド内部と噛み合って閉鎖不良を起こしていました。
そこで、スライド内のロッキング・リセス部分にダメージを与えないように注意しながら、内側をリューターで軽く削ぎ、研磨してやりました。(微妙なので少し難しいかもしれません)
その後は閉鎖不良もなく、スライドを引いて放した時の閉鎖スピードが早くなったように感じます。
その他には、リコイル・スプリングが弱いと感じたので、プロテックの「プログレッシブ・レート・リコイル・スプリング D」と交換したところ、更にブローバックが「ビシッ!」っとした感じになりました。
※ と言ってもシリンダーの容量が少ないので、現行のマルイ等よりかなり劣ります。
それと分解していて気になったのが、フレームに差し込まれたレールの前部となるトリガーハウジングはトリガーピンとスライドストップの二本の棒で留められているのですが、つまんで動かすとガタガタだったので、プラリペアをフレーム内側に盛り付けて触れる部分を多くして固定されるようにしました。
外観なのですが、フレームの滑り止めをチェッカーかステッピングか? サイトはヘイニーかノバックか? グリップは木グリかゴムかVzか? は後の楽しみに取って置くとして、気になる実物と違うフレーム底部に見えるフレームインサートを2mm削り取り、替わりに2mmABS版を貼り付けて外から見えないようにした後、スライドとフレーム全体のヒケを取ってつや消し黒を拭きました。
スライド・オープンさせると、インナーバレルがアウターバレルと同じ高さ(若干出るぐらい?)になるので、約3mm短くし、ガンブルーで染めました。
集弾性に関してはまずまずで、ホップ開放状態で下の図のようなものです。
「ホップはダメダメ」との事でしたが、普段6〜7mまでの命中性を重視する私にはホップの効果は問題ではなく、試していないので分かりません……。
緑色は0.25gBB弾、赤色は0.2gBB弾
この記事へのコメント
ボーディさんこんばんは。
いいですね。縦構図のハイパワー!
思わずネットでポチってしまいそうです。
中田のハイパワーに憧れた世代にとって、いつかは手に入れたい鉄砲なんですが、タナカは色々あって敷居が高く、無事(笑)踏みとどまっています。
KSCからシステム7で出ないかなぁ?
いいですね。縦構図のハイパワー!
思わずネットでポチってしまいそうです。
中田のハイパワーに憧れた世代にとって、いつかは手に入れたい鉄砲なんですが、タナカは色々あって敷居が高く、無事(笑)踏みとどまっています。
KSCからシステム7で出ないかなぁ?
Posted by 銀之助 at 2014年03月12日 20:48
銀之助さん
コメント有難う御座います。
> いいですね。縦構図のハイパワー!
いいですよね〜、このデザイン!
今のズングリムックリとしたガンとは違い、スリムで格好良いです。
ただ、実銃はグリップ部に重心があり、フロント部の跳ね上がりがきつめのように感じました。
> KSCからシステム7で出ないかなぁ?
ハイパワーですが、KSCでシステム7なら似たデザインのCZ75ぐらいの元気良さで再現してくれるかも?って思ってしまいますが、如何せんスライド内にシアーレバーを備えているので、エンジンがどうしても細くなってしまうので難しいのでしょうね。
今回の加工後のハイパワーと、前に書いた加工後の KSCのSig P232 のブローバックの小気味よさを比べると 「ハイパワーの方がちょっと元気があるかな?」という程度です。
コメント有難う御座います。
> いいですね。縦構図のハイパワー!
いいですよね〜、このデザイン!
今のズングリムックリとしたガンとは違い、スリムで格好良いです。
ただ、実銃はグリップ部に重心があり、フロント部の跳ね上がりがきつめのように感じました。
> KSCからシステム7で出ないかなぁ?
ハイパワーですが、KSCでシステム7なら似たデザインのCZ75ぐらいの元気良さで再現してくれるかも?って思ってしまいますが、如何せんスライド内にシアーレバーを備えているので、エンジンがどうしても細くなってしまうので難しいのでしょうね。
今回の加工後のハイパワーと、前に書いた加工後の KSCのSig P232 のブローバックの小気味よさを比べると 「ハイパワーの方がちょっと元気があるかな?」という程度です。
Posted by ウィリアム・アンドリュー・フィリップ・ボーディ at 2014年03月12日 22:58